辛くて悲しいときに笑うための歌(2)Joyful joyful
映画『天使にラブソングを』『天使にラブソングを2』は名曲ぞろいですが、私が一番、歌って元気になる曲は『天使にラブソングを2』のクライマックスのJoyful Joyfulです。
Sister Act 2: Back in the Habit
- アーティスト: Miles Goodman
- 出版社/メーカー: Hollywood Records
- 発売日: 1999/12/07
- メディア: CD
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ゴスペルはどうしてもキリスト教が強いというか、神を讃えるばかりなので、メロディーはよくても歌詞をそのまま受け入れられない…と思うことがあるのですが、この曲は神を崇めながらも、「私たち」が主張されているせいかクリスチャンではない私でも心から歌うことができます。
Fill us with light of day!
のように。
こんなことを言うとキリスト教徒の方に怒られるかもしれませんが、GodやTheeがイエス・キリスト以外の神でも、あるいは神以外の誰かでも、あてはめることができそうな歌詞もいいです。
Hearts unfold like flowers before Thee
Hail Thee as the sun above
(ここのhailは「迎える」という意味です。)
とか
Melt the clouds of sin and sadness,
drive the dark of doubt away
などは単純にいい歌詞だなと思います。
またラップの"So I had to grow and come to an understanding"から始まるパートはリズムに乗せて歌うのは難しいですが、そこを歌えると達成感があり、楽しくなってきます。
"down with G-O-D"のGODはわたしの中では味方、応援してくれる人に置き換わっています。
ちなみにこのdown with はスラングで「支持する、同意する」の意味です。
これを見ると、一緒に踊りたくなります。ジーンズが格好よすぎるLauryn Hillと赤毛ソバージュの子、ラップのあとに前にでてくる白Tシャツのおかっぱの子が特にいい!あと絶対真似できないけれど、ラップの初めの赤Tシャツにオーバーオールの子(Devin Kamin)とか、歌いながらくるくる回るRyan Tobyも見ているだけで音楽を感じます。*1
「エルダーフラワー」(短編映画『合唱』より)の歌詞
何回もご紹介している短編映画『合唱』。
最後に歌われる Bodzavirág (Elderflower) の歌詞を調べてみました。
訳はかなり適当なので、いつかハンガリー人に聞いて直すと思います。
※
Szállj, szállj felhő,
pamacsos,
hullj le, te zápor
aranyos,
hullj le, te zápor,
égi virágpor,
égen nyíló bodzavirágból
飛んでけ飛んでけ、雲よ
ふさふさね
雨よ降って
きれいね
雨よ降って
空の花粉
エルダーフラワーから空に広がる
※※
Bodzavirágból, bodzavirágból
hullik a, hullik a sárga virágpor.
Fönt meg a felhők szállnak az égen,
bodzafehéren, bodzafehéren.
エルダーフラワーから エルダーフラワーから
黄色い花粉が降ってくる 降ってくる
上には雲が空に浮かんでいる
白いエルダーフラワー色の 白いエルダーフラワー色の
※ (くりかえし)
※※ (くりかえし)
この歌詞はもともとNemes Nagy Ágnesの
Tavaszi felhők (春の雲)という詩で、その順番は上の※は後ろになっています。
つまり映画だとピアノの伴奏が入るところから始まるのが詩の正しい順番です。
アカデミー賞受賞『合唱』に出演した子供たちの小学校
前にご紹介したアカデミー賞の実写短編映画賞を受賞した『合唱』(原題:mindenki、英名 Sing)、ストーリーもさることながら、とにかく子供たちの歌声と曲が魅力的です。
(ちなみにまだご覧になっていない方はこちらで今でも無料で配信中ですので、是非見てください!↓)
こんなに合唱曲に魂を持っていかれたのは映画『コーラス』(Les Choristes)のDVDを観て以来です。
もっとこの歌声のことを知りたくてネットの海を泳いだところ、現地のニュース動画が見つかったので、ご紹介します。全てハンガリー語ですが、音楽は国境を越えると思います!
これは出演した子供たちが、学校の体育館のようなところでアカデミー賞の授賞式をみんなで見るためにパーティをしたという内容です。
指導者のモルナール・モーニカ先生は、映画のホームページ*1
のTeamのところにコーラス監督として紹介されています。笑顔の素敵なやさしそうな先生ですね。
この先生の紹介欄によると、この映画に参加した子どもたちはこの先生の教えるコーラス専門小学校(なんてあるんですね!びっくり!)の生徒で、上の画像はその学校のようです。
ハンガリーとL.Aの時差は計算すると9時間で(UTC+1時間とUTC-8時間)ハンガリーの方が9時間早いので、スタート時点が深夜2:30ということになりますね。夜は歌を歌ったりして過ごして、10時ぐらいに一旦寝たあと、アカデミー賞授賞式が始まる2時半以降に「みんな起きて」と起こされたのかしら?(←後半は勝手な想像です)
3月2日にはある映画館でこの合唱団のコンサートが行われました。その映像がこちらです。
Bodzavirág (エルダーフラワー)の作曲家(バラージュ・アールパード)も参加しています。
最後にインタビューを受けているのは、Lizaのソロを吹き替えた少女(Walton Rebeka)です。そんなに奇跡の歌声!という感じではなくいい意味で普通の感じの裏声なのでLisa役の子が歌っているんだと思っていたので、ちょっとびっくりしました。
でも、こうやってインタビューを受けているのを見るとハンガリーではちょっとした有名人になっているんでしょうか。
映画『合唱』のホームページと日本での受賞
昨日に引き続き映画『合唱』の話題です。
昨日は気づかなかった映画のサイトを発見しました。
ここにmusicというカテゴリーがありました、昨日もご紹介した曲のうち3曲が聴ける仕様になっています。
特に探しても見つからなかったモーツァルトの曲が入っているのが嬉しいです。
それからサイトによると去年の6月に日本で行われた国際短編映画祭でグランプリを受賞していたんですね。
Sing wins Grand Prix in Japan – Meteor
だからantena.jpのページで字幕付きで無料で見ることができたのか!
なるほど。
ちなみに昨日もご紹介した字幕つきで見られるサイトはこちらです。まだご覧になっていない方は是非!
アカデミー賞の短編実写映画賞受賞の『合唱』の曲紹介
アカデミー賞の短編実写映画部門で受賞したデアーク・クリストフ監督の『合唱』、
日本語字幕付きで現在、無料で公開中です。画質はあまりよくありませんが、是非観てみてください!
転校した学校の合唱団に入った女の子とその友達の視点で話がすすみます。あることがきっかけで不穏な状況になりますが、とにかく素敵な曲がいっぱいで子供の歌も素晴らしく、最後まであっという間でした。
英語のタイトルは"Sing" 、日本語タイトルは『合唱』ですが、ハンガリー語の原題はMindenki「みんな」です。どれもキーワードになっていて強いメッセージを感じさせられ、観たあとにいろいろ考えさせられました。
小学校でなければどうなっただろう。高校や大学だったら?他の部活だったら?
でも、映画は子供の歌のおかげかとても後味がいいです。
ネタバレはしたくないので、内容についてはこの辺で。
短いのでちょっとだけでも観てください!
そしてできたらご覧になった方の感想をお伺いしたいです。
さて、劇中の子供の歌は全部で5曲で合唱は4曲、間に手遊びの歌も面白いのですが、手遊びについてはまた別の機会に検索してみます。以下、ネタバレになる部分もあるので畳みます。
続きを読む映画:世界にひとつのプレイブック The Silver Linings Playbook
昨日に引き続き、アマゾンのプライム会員なら無料で見られる(まあそのお金も払っているというわけだが)ビデオのご紹介。
以下、見終わった後に調べたことのメモですが、ネタバレすると思うのでご覧になっていない方は注意してください。
原題のThe Silver Linings Playbookの意味について
Silver LiningはEvery cloud has a silver lining.という諺から。(意味:どんなに悪い状況にも希望はある)
Playbookはアメフトの作戦ノートのことで、直訳するならば、「逆境でも希望の見える作戦ノート」という感じでしょうか。
私は今回映画を見て調べるまでタイトルのプレイブックはソングリストのようなものだと思っていたのですが、実際はこのアメフト用語の意味と気づく方は日本にどのぐらいいるのでしょうか。フランス語のタイトルは"Happiness Therapy(幸せセラピー)"、ケベックでは"Le Bon Côté des choses (ものごとの良い面)"だったようです。わかりやすい!
妻のニッキの浮気を何故、誰も問題視しないのか
芸能人の不倫騒動ばかりがマスコミを賑わす日本にいるとブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)演じるパットは不倫された側なので、どうしてここまでひどい扱いを受けるのか、また、どうして妻のニッキの不倫を責めないのか少し不思議に思います。
アメリカでは不倫はそれほどタブーではないのでしょうか。
英語圏の人がどう反応しているか調べたところ、ニッキの行状に関しては皆、批判的でした。さらに原作ではニッキがパットを殴ったという描写もあるようで、それが彼の精神疾患の原因なのではという疑いもあるようです。
しかし、結局は相手を半殺しの目にあわせるという傷害罪とは比較できないということなのでしょう。
ちなみに映画では精神病院に8ヶ月収容されたことになっていますが原作では4年もいたようです。
Asian Invasion?
アメリカ映画で「アジア人の侵略」というと、中国人か日本人、と思ったのですが、ここではインド人を指していました。イギリスだったらわかるのですが、アメリカも?と意外だったので調べたところこんな記事が。
なるほど、アメリカ含めて多くの国で「アジア人」のカテゴリーはかなり大きいようです。
スクリプト
英語はとても簡単なのですが、ジェニファーローレンスの話し方がわかりにくくて、??と思うところが2箇所ほどありました。
幸い、気になったところはここで台本を読むことができました。
映画:タイピスト! (Populaire)
アマゾンのプライム会員で見放題のビデオは英語ものばかりだと思っていましたが、フランス映画も見られるんですね!
最近プライム会員になったばかりですが、良さそうなフランス映画を10ばかり見つけて満足しています!
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