Kids United を知らない人生なんて!
英語でもドイツ語でも、簡単に好きな歌や歌手が見つかったのですが、フランス語だけは探すのが大変でした。メロディーやアレンジはよくても歌詞に共感できなかったり、歌手の声が好きになれなかったり…。いうなれば、まあ好きとは言えても、なかなか大ファンになったと言える歌手やグループがいませんでした。
でも、その不満が今週ようやく解消されたんです!
なぜならKids Unitedと出逢えたから(なんてyoutubeで、ですけれど)。
UNICEFのキャンペーンのために結成された歌唱力のある少年少女のグループで去年の世界こどもの日(Journée internationale des droits de l'enfant) の11月20日発売されたデビュー・アルバム「Un monde meilleur(よりよい世界)」は50万枚も売れたそうです。*1
このアルバムの楽曲はどれもフランスのUNICEFの活動に合ったメッセージ性の強い「名曲」のカバーです。残念ながらフレンチ・ポップスに詳しくない私には初めて聞く曲もありましたが、アレンジは総じてノリがよくてとても聴きやすいです。
不思議なことにKids United バージョンのあとに原曲を聞くと、初めて聞いた曲も名曲に聞こえてきます。
検索すれば他の歌手のカバーも聞けるので1曲で何度もおいしいです。
変な喩えかもしれませんが、ドラマパートなしのGleeみたいな感じでしょうか。
さて、そんな彼らのアルバム第二弾が今月の19日に発売されました!メンバーは1人減って5人になりましたが、UNICEFの理念にあった名曲ぞろいなことと彼らの歌の素晴らしさに変わりありません。いえ、むしろ磨きがかっています。さらに、今回は一曲だけカバーではなく彼らのオリジナルソングも含まれています。
この発売に先立ち、前日のFrance 2のニュース番組でもKids Unitedが取り上げられていました。彼らの人気の秘密を公園で遊ぶ一般の子供たちやお母さんへのインタビューから探っています。
小さな子も去年のアルバムの1曲目、Kids Unitedの曲、On écrit sur les murs の歌詞を暗記していて、UNICEFが伝えたいメッセージをしっかり受け取っているんですね。
このルポの内容は下の記事で読むこともできるので、私のようにリスニングが苦手な方は是非、内容を確かめてみてください。