ことばのまわりをぐるぐると♬

旧タイトル:仏語と独語の学習メモ♬

発音を良くするために:おすすめのサイト

   Duolingoで音声認識の反応がいいのは、私の場合、圧倒的に英語>フランス語>ドイツ語の順です。英語は毎回1回で済みますが、フランス語はたまに2回言わなくてはいけません。ドイツ語はというと、1回で通過することの方が少なく、たまに、10回以上言ってようやくパスしたり、時間が足らずに諦めたりすることもあります。

 Dictationのときにドイツ語は単語を覚えていなくても大抵はそれらしき単語を書けるし、そもそも昔、旅行したときもドイツ語の発音で苦労した覚えはなく、片言のドイツ語でも通じたので、発音が大変というイメージはありませんでした。

 反対にフランス語は今でも苦労していますが、初めて旅行したときの通じなさ加減は最悪でした。話せるようになってからもフランス人の子に「なんか周波数が違う感じ」と言われました。

 Duolingoに話を戻すと、英語やフランス語は録音した自分の声を聞くと、確かにそれなりかなと思いますが、ドイツ語の場合、パスした声でさえ(パスしないと録音が聞こえない作りになっています)あー日本人、という感じです。

 この「あー日本人の声」という感じは、例えば、英語を完璧に話しているNHKのRadio Japanの日本人の名前のアナウンサーの方の中にも、あるいは帰国子女で周りには完璧と言われていてもネイティブではないという方にもいらっしゃいます。これが「周波数が違う」感じなのでしょうか。

 どうしたら別の「周波数」を出せるのか、それは舌先とか口の形という小手先ではない感覚がありました。自身の体験だけではなく、昔、図書館で借りて読んだ言語学者トマティスの本にあった言語ごとの「周波数」の話の影響も受けていると思います。

 耳鼻咽喉科の医師であった彼は言語ごとに使用されている周波数から耳のトレーニングによるリラックス法や語学学習法を編み出しました。日本にもいくつかトマティスのトレーニングセンターがあり、大学でも採用しているところがあるので調べれば簡単に概要はでてきます。しかし、実践となると特別な機械が必要で、受講料は高く気軽に試せる額ではありません。

  しかし偶然たどり着いたGeorge Cooneyさんこと国井仗二さんのサイト

lite.air-nifty.com

を聞いて、そこから国井さんはトマティスの機械の助けを借りることなく、自力で、英語声(私が上で述べた違う「周波数」の声)を作る方法を見つけられ、説明なさっているサイトを読み驚きました。

発音・発声のヒミツに迫る - 国井仗司 「声をめぐるエッセイ」 | G. Cooney's Essays on Oral Interpretation

全て読むのは根性が要りそうですが、私の場合、斜め読みでも目から鱗のヒントがありました。

とにかく朗読のサイトにおける国井さんのイギリス英語の発音が素晴らしいので説得力があります。

国井さんのアイデアは英語に限らず、他の言語においても応用できると思います。

おすすめです。