ハンガリーの最初から壊れたままの時計の話1:汚職認識指数とトランスペアアレンシー・インターナショナル
ルーマニアのデモの顛末がその後どうなったのか、特にルーマニアと縁があるわけでもないのに「やさしい」ニュース(Journal en français facile)の単語を調べてしまったばかりに気になってときどきフランス語でも検索していました。
そんな私の検索網にひっかかったのが、下の記事「ハンガリー:汚職と時刻を示さないブダペストの巨大時計」日本語に訳すとしたら「壊れたままの巨大時計と汚職」の方がいいかな?ってな戯言はさておき、何それ?と思い聞いてみました。
「やさしい」ニュースがいかにやさしいか、わかるぐらい難しかったです。
ちなみに、上に書いてある記事はラジオのトランスクリプトでも要約でもなく導入です。 以下はその導入の単語メモと要約です。
単語メモ
vertueux 高潔な
corrompu 腐敗した (動詞はcorrompre)
allant de A à B AからBまでの範囲で
se manifester 現れる
dernière histoire en date 最新の話
ざっくりいうと…トランスペアレンシー・インターナショナルというNGOが毎年、各国の汚職認識指数を発表しているのですが、ハンガリーは今年は57位だったそう。しかしハンガリーはルーマニアと違って大規模なデモがありません。汚職は横領や偽の建設事業といった異なる形で現れていて、最新の話題では「時刻を表示することがないブダペストの巨大時計」です。
ここには書いてないのですが、このNGOのページによるとルーマニアの汚職認識指数はハンガリーと同じ57位だったんですね。
https://www.transparency.org/news/feature/corruption_perceptions_index_2016
にしても汚職認識指数は汚職を摘発する人の「認識」に頼っているので、本当に国際比較できるの?と不思議な感じです。
つまりその国の政治がどれだけ信頼されているかみたいなもの?
メタ比較しかできないものなんでしょうか?
ちなみに日本は20位(今年というか去年ですが)でした。
長いので、放送内容については次回へ続きます!