アカデミー賞の短編実写映画賞受賞の『合唱』の曲紹介
アカデミー賞の短編実写映画部門で受賞したデアーク・クリストフ監督の『合唱』、
日本語字幕付きで現在、無料で公開中です。画質はあまりよくありませんが、是非観てみてください!
転校した学校の合唱団に入った女の子とその友達の視点で話がすすみます。あることがきっかけで不穏な状況になりますが、とにかく素敵な曲がいっぱいで子供の歌も素晴らしく、最後まであっという間でした。
英語のタイトルは"Sing" 、日本語タイトルは『合唱』ですが、ハンガリー語の原題はMindenki「みんな」です。どれもキーワードになっていて強いメッセージを感じさせられ、観たあとにいろいろ考えさせられました。
小学校でなければどうなっただろう。高校や大学だったら?他の部活だったら?
でも、映画は子供の歌のおかげかとても後味がいいです。
ネタバレはしたくないので、内容についてはこの辺で。
短いのでちょっとだけでも観てください!
そしてできたらご覧になった方の感想をお伺いしたいです。
さて、劇中の子供の歌は全部で5曲で合唱は4曲、間に手遊びの歌も面白いのですが、手遊びについてはまた別の機会に検索してみます。以下、ネタバレになる部分もあるので畳みます。
最初の曲Néked zeng ez a dal (この歌はあなたのための曲)
楽譜もありました。 http://profun.uw.hu/kotta/nekedzeng.pdf
作曲はオラーツィオ・ヴェッキ(Orazio Vecchi)という16C後期-17C初に活躍したイタリア人(1550-1605) です。
イタリア語の原曲もあると思うのですが、そちらはわかりませんでした。
下は大人のコーラスのバージョン。中世の衣装でしょうか。
2曲目は
Pál, Kata, Péter。これは名前です。不要とは思いますが、英語名だったPaul, Kathy, Peterですね。
いかにも低予算のアニメという感じですが、子供の歌は上手いです!
こういうメロディーだったんだと納得。(ネタバレ?)
3曲目は
Bikaviadal (闘牛)
合唱版もありましたが、音響、録音状態がいいのはこれかなと思ったので、この少人数バージョンを紹介します。
これはすっごく面白い曲です。日本の合唱にもありそう。
4曲目のモーツァルト作曲のPajtás örvendj! (友よ、楽しめ)は見つかりませんでした。
KV(ケッヘル)で書いてくれればいいのに!どなたかご存知だったら教えてください。
最後の合唱曲はBodzavirág (エルダーフラワー)
はYoutube上にもたくさんありましたが、映画バージョン+別の子供の合唱団バージョンの楽譜つきをご紹介。ピアノ伴奏もこれを見れば簡単ですね。