ことばのまわりをぐるぐると♬

旧タイトル:仏語と独語の学習メモ♬

仏検準1級2次の反省点覚書

2月16日以降に書くつもりでしたが、忘れそうなので今のうちに、走り書きメモのようなことを書いておきます。

面接官は一人は2級のときと同じ日本人女性、フランス人の方はハツラツとした笑顔の感じのいい大人の女性でした。ノックをしてすぐに入るように言われていたので、ノックしてすぐにBonjourと言いましたが、二人ともそれを待たずにBonjour と迎えてくれました。

ちなみに日本人の方は前回、無表情と書きましたが、今回2度目の対面のせいか、同じ無表情でも真面目で誠実な印象を受け、好感が持てました。ただ相変わらずお声は小さかった!!辛うじて聞き取れた「荷物を置いて座って」の後、続けて言われた言葉が小さすぎて、Pardonと聞き返すことになりました。その後、ややはっきりと、でも相変わらず小声で「まず最初に少し自己紹介してください」と言われたのが聞き取れました。

そこで、名前と職業とフランス語をいつからどのように勉強しているのか、簡潔に話しました。日本人の方は無表情ですが頷きながら、そしてフランス人の方はニコニコしながら聞いていました。こんなに愛想がいいフランス人女性は珍しい気がします。

その後、フランス人の方がよく通る声で「何について発表するの」と言い、私がメモを見ながら「Aの…」とタイトルを読み上げていると途中で

D'accord, on écoute.

と笑顔で切られ、同時に日本人の方が手で紙を伏せるようなジェスチャーをなさったので、そこからは見ずにひたすら二人の顔と表情を見ながら話しました。

 

私が選んだテーマは日本における女性の地位についてだったので、導入部分で間に「お二人とも女性ですので感じていらっしゃると思いますが」というと、二人とも頷いてくれて、話しやすかったのですが、議論となる部分がごちゃごちゃになってしまいました。さらに早口の弾丸しゃべくりマシーンになっていて、あれもこれも詰め込みすぎました。「憲法上は平等であり、実際、大学進学率の差もかなり少なくなっている。しかし、人々の頭の中の常識において不平等、政治家も圧倒的に男性が多いせいか有益な対策がとられず女性の社会参加が阻まれている。料理といった家事労働においても、育児においても介護においても、主に女性が担うのが当たり前になっていて、これは問題だ。」ということを例をあげて話しました。

こう書くと、論理的なようですが、実際は「わー全然論理的じゃない!最悪ー」と思いながらも、「いや、今まで仏検落ちたとブログで書いていらっしゃった方は、テーマを間違えた方だけだったはず。テーマの質問に対応した内容を話して落ちた申告をした人はいない」と自分を奮い立たせ、強気で話しまくりました。時間はオーバーしていたかもしれませんが、結論部分を述べたところで、日本人の方に手でストップという感じに止められて止めました。

 

そこにフランス人の方から質問、

「では女性の地位の向上には何を最初にしたらいいと思いますか。」

「何か一つというのは難しい。でも、…先ほどの発表では述べられませんでしたが、日本には給与体系にも問題がありまして…最低賃金を上げることから始めるべきだと考えます。女性政治家の数を増やすのも大切ですが、この点も同じくらい大切なのです。」と発展させてしまいました。そのため、かなり長い答えに。

「それが女性の地位とどう結びつくかというと…(中略)というわけで、介護や保育の仕事も給料的に優遇されると、給料の安さゆえに継続できなかったり敬遠していた人たちが従事できるようになり人手不足が解消されます。安心して預けられるシステムができあがれば、血縁の女性だけが家事労働に従事する必要もなくなり、女性も家庭に閉じ込められることがなくなり、社会参加でき、政治参加もできるようになります。」

これを5、6倍冗漫にした感じで話しました。(自分で書いていて恐ろしいです)

 

次にやはりフランス人の方から

「では学校の◯◯についてどう思われますか」

という質問があったところで、ノックがあり時間切れです。

日本人の方が終わりですとおっしゃったのですが、フランス人の方が「そうね、終わりね」と言われ、

「学校の◯◯について聞きたかったんですが…」と続けられましたが、「終わりですね。ありがとう。」とおっしゃいました。

◯◯が聞き取れなかったのが心残りでしたが、時間切れなので仕方ありません。

 

最後に

 Bon dimanche!

と始まったときと同様に和やかな感じでお別れして退室しました。

 

反省点をまとめると、1.早口にならない、2. 論理的に、3. 時間オーバーしない、

です。

今度はもう少し表現や文法に気を配って話したいものです。